会長ブログ
■宇宙(コスモ)の心は1
久しぶりの東京現場で渋谷に向かう。小雨と言うか、霧雨と言うか、車のワイパーを小間切れに動かしながら、山手通りを進む。
私が東京に入るのを拒むように、意地悪な信号は、黄、赤、黄、赤と次々と変わり、車も多く、スムウスな進みの邪魔をする。
何でもない通常の出来事なのだが、なんとなく気持ちが重く、イライラしていた。
現場近くの交差点で、前から2番目に止まった時の出来事である。
左側の歩道に目をやると、そこに4~5才位の女の子、細くて整った白い歯を見せて、ニッコリと満面の笑顔で父親の顔を見ている。
なんと美しく愛らしい姿か。親の愛を全身で受けている、幸福そうなその子の顔。
ありがとう、ありがとう、さわやかな気持ちにさせくれて・・・・・。
青色に変わり進む頃、ボタンをかけ終った父親は、立ち上がって手をとった。
もう一度ありがとう、貴女の未来は、無限に美しく広がっているだろう。